高粘性流体シミュレーション

イントロダクション

「一番ドロッとしているのは、、②で、その次は④、、その次は③」と、5歳児(当時)は答えました。
(粘度Top3が②→④→③というのは正解です。)

「高粘性の流体」というと”ドロッとしている”とよく表現されます。
そして”ドロッとしている”という挙動は、見た目でわかるものです。

では、”ドロッとしている”とは物理的にどのような挙動なのでしょうか?
答えは「あまり議論されていない※」です。  ※2021年2月現在
多くの人々が感覚的に把握できている現象にもかかわらず、
定説といえる学術的解釈はありません。
幼い子供が見た目だけで粘度の大小を判断できる、という不可思議な事象が
当たり前の事として世の中に受け入れられていますが、
それが何故なのかを誰も説明できないのです。

当社は高粘性流体を対象とした数値シミュレーション技術を開発しています。
その第一歩目をどこに置くのか?
数値シミュレーションソフトウェアに要求される事項は多々ありますが、
あえて多くの人々が気にも留めていない箇所を第一歩目として踏み出しました。

それは、”ドロッとしている”という挙動の学術的解釈です。
高粘性の流体は、低粘性では生じないような複雑な挙動を示します。
そういった現象を近似できるシミュレーション技術を確立すべく、
以下の研究活動を行い、学会にて随時発表しております。
・”ドロッとしている”という挙動の学術的解釈を考案
・その挙動を近似するシミュレーション技法の開発
・実験による”ドロッとしている”という挙動の観測
・実験結果とシミュレーション結果の定量的比較

こうした活動を踏まえ、”ドロッとしている”という挙動の再現について
妥当性を確認した数値シミュレーション技術をお客様に提供しています。

(以下、執筆中です)